すくわくプログラム
亀戸第四保育園でも今年度よりすくわくプログラムに取り組んでおります。
今年度のテーマは『自然』です。
園庭遊びの際に、子ども達が園庭にあるみかんの木にアゲハチョウの幼虫がいるのを見つけて、保育室での飼育を始めました。
虫かご内の幼虫と図鑑の写真を見比べながら、「これからどうなるのかな?」と友だちや職員と考えている姿をみて、子ども達の好奇心や探究心をより育てていきたいと感じ、自然物の観察をテーマにしました。
そこから始まった活動は、子どもたちの「なぜ?」「やってみたい!」という探究心とともに、驚きに満ちた冒険へと広がっていきました。
1. 「いのち」を慈しむ:アゲハチョウの飼育
クラスで育て始めたアゲハチョウ。虫かご内のを清掃する際には、子ども同士で「優しく触ってね」と声を掛け合い、指先でそっと幼虫を移し替える姿が見られました。「すべすべしてる!」「驚かせると臭いにおいが出るんだ!」と、実際に触れて得た発見を興奮気味に伝え合う子どもたち。 電子黒板で大きく映し出した細部をじっくり観察して描いた絵には、一人ひとりの深い好奇心が溢れていました。



2. 「ふしぎ」を解き明かす:砂・粉
この「観察する目」は、身近な素材への興味へとつながりました。 泥遊びでは水の量による感触の違いを楽しみ、お部屋ではサンドアートを楽しみました。片栗粉遊びでは「足で踏んでみたい!」という一人のつぶやきから、たらい一杯の粉に足を入れるダイナミックな体験へ発展。ギュッと固まったりトロリと溶けたりする「ダイラタンシー現象」の不思議な感触を、全身で存分に味わいました。 最後はメロンパン作りのクッキング。「こっちはさらさらだけど、こっちは甘い匂いがする!」と、五感を研ぎ澄ませて粉の違いを見つけ出す、頼もしい姿が見られました。




今回の実践を通じ、子どもたちの内発的な探究心を軸に据えた環境構成の重要性を再認識しました。
- ICT活用と共感による探究の深化 電子黒板での拡大観察により、肉眼では見えない微細な構造まで確認できるようになりました。一人の発見がクラス全体の発見へとつながり、「すごい!」という驚きを共有。これが生命への敬意や、対象を深く理解して描こうとする表現意欲に直結することを実感しました。
- 子どもの主体性を引き出す環境構成 「足で踏みたい」といった子どもたちの発案を即座に活動へ反映することで、学びの質が一段と深まりました。五感を通じた豊かな身体経験こそが、未知のものに対して自ら関わろうとする主体性を育む確かな土台になると確信しています。
これからも、子どもたちの豊かなつぶやきや発見の種を大切に育て、学びの喜びへと繋げていきたいと思います。
