4月~6月 すくわくプロジェクト活動報告

・テーマ『野菜について』

毎日の給食メニューに興味を示し、「この野菜は何?」など保育者に聞く姿が多かった。また、野菜が苦手な子もおり、実際に育てることで興味を示して¨食べてみよう¨と感じてもらえるのではないかと思いこの活動を行った。

・活動スケジュール

 ①野菜のどこを食べているのか知る。

 ②実際に夏野菜を育てる。

・探究活動の実践

 ①パネルシアター『野菜の実の部分はどこになるの?』

始めに茎や葉っぱの部分のみを子どもたちに見せる。そこから実の部分がどこに出来ると思うか子どもたち一人一人に予想して貼ってもらう。

友だちが考え貼る姿を見て「そこで合ってるのかな?」「地面の下に出来そうじゃない?」など見ている子たちも一緒に考える姿が見られた。

保育者が説明をすると「お芋ほりやってみたいな!いっぱいお芋取りたい」と言う声、トマトは始めから赤色ではないことを伝えると「何色かな・・・黄色?」など反応が見られた。

子どもたちと野菜の生長を観察したいと思い、次は夏野菜を育てることにした。

 ②夏野菜の栽培

3歳児は枝豆とオクラの種をポットに植える。「種小さいね」と落とさないように気を付けながら土に植える姿が見られる。

芽が出てくると「葉っぱが出てきたよ」と嬉しそうな子どもたち。ハトに食べられないようにネットをつけると子どもたちもお手伝いをしてくれた。

ポットからプランターに苗を引っ越しする。先生の話を聞きながら慎重に取り組み、無事に終えると手を叩き喜ぶ姿があった。

最後は水やりを行う。自分のペットボトルを持ち、「大きくなぁ~れ」と土にかけていた。

4・5歳児はナス・ミニトマト・ピーマンの苗をプランターに植えた。

子どもたちに土を入れてもらう。「重いかなって思ったけど全然軽いよ」とプランターからこぼれないように慎重に入れていた。

スコップで穴を堀り、肥料を入れる。「これは何?」と不思議そうに聞きに来る。「野菜のご飯だよ」と説明をすると「野菜もご飯食べるの?」と大きくなるために必要なものということを知る。

苗をプランターからゆっくり抜き、植えた。ナスの苗を植えた子は「ナスの葉っぱは紫色なんだね」ミニトマトの苗を植えた子は「なんか、葉っぱからトマトの匂いがする気がする」など植えながら気づいたことを伝えていた。

最後は水やりをする。「早く大きくなると良いな」「トマト食べたい」など野菜の生長に期待を膨らませる言葉が聞かれた。

6月中旬ごろから気温が上がりぐんぐん苗が成長。花も咲き始める。

毎日の水やりで子どもたちも変化に気づくようで「トマトは黄色い花」「ピーマンは白い花」など野菜の色とは違う花が咲くことに驚いていた。

今後も子どもたちと野菜の生長を楽しみに水やりを行っていく。そして、収穫した野菜たちを味わっていきたい。